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【神津島】澄み渡る青い海、迫力満点の山、輝く星空を五感で感じて、写真撮影を楽しんだ旅行記

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東京といへば、大都会のイメージですが、東京都には伊豆諸島をはじめ多くの島々があることを知っていますか?

伊豆諸島のうち、

  • 伊豆大島(大島)
  • 利島
  • 新島
  • 神津島
  • 三宅島
  • 御蔵島
  • 八丈島

は『伊豆七島』と呼ばれ、

都会とは異なる、それぞれの島の特色を活かした観光や豊かな自然を
満喫することができます!

豊かな自然を満喫

今回は船旅を含めた3泊4日の神津島旅の様子や魅力について
旅行記として紹介していきます!

都会を離れて船旅へ

読み物感覚で気軽に最後まで読んでみてください!

読み終わった頃には神津島に行ってみたくなっているかもしれません!

目次

旅の余韻

長い船旅も終わり

日常を忘れた濃厚な3泊4日の島旅から帰ってきた。

交通ターミナル(まっちゃーれ)付近を除けば、

スマホの電波はほとんど入らない。

不便だけど、ネットやSNSから頭では処理しきれいない量の情報が入ってくる状態から

強制的に切り離させる。

ソワソワと落ち着かなさも感じたが、

その分、人や自然との触れ合いや

食、温泉、景色を五感をフル稼働して

じっくりと楽しむことができた。

旅の余韻にひたりながら
とりあえず、ゆっくりと休もう。

はるばる見に行った素敵な景色も

誰かにとっては身近な景色の一部なのかもしれない。

島に上陸して散歩

島に上陸

天気予報とは裏腹に島への上陸時は、降雨はなく、なんとか天気がもってくれた様子。

上陸前日の夜に東海汽船の大型船に乗り込み、

竹芝旅客ターミナル(芝浦ふ頭)を出発して翌朝に神津島に到着した。

雨も風を夕方まで激しい予報なので油断はできない。

港の側には、船やバスの待合所『まっちゃーれ』がある。

まっちゃーれの中には観光協会も

神津島観光協会入っており、情報収集には欠かせない神津島観光の中心拠点

まず、最初に立ち寄りたい。

乗車予定のバスまで時間があるので
散歩がてら、島唯一のスーパーへ歩いて買い出しにいくことに。

まっちゃーれのすぐ側の海は曇り空にも関わらず、綺麗な水色。

思わず感嘆が漏れる。

「私たちの本気はこんなものじゃないけど!」と

言いたげに少しだけ荒れている。

翌日は晴れ予報なので美しい海の本気の姿を見せてもらえることを期待して、先を急ぐ。

集落やスーパーは、島の高台にある。

津波などの危険性を考えると、理に叶っているなどと考えながら急な坂を登っていく。

島唯一のスーパー マルハンの品揃えは予想以上だった。

島唯一のスーパー

食料などあまり手に入らないかもしれないと心配して、
乾物系や粉末スープなどの食料をバックパックに詰め込んで持ち込んだが、

そのほとんどが売られていて、杞憂に終わった。

東海汽船の大型船で観光客と一緒に物資も運び込み、島民の暮らしを支えているのだろう。

スーパーで買ったものを袋詰めしていると、

窓の外は大粒の雨。

(ヤバい、急いで戻らねば・・・!)

と足早にスーパーを後にして、まっちゃーれに戻る。

バスを活用しながらのんびりと過ごす

まっちゃーれで待つ

まっちゃーれにつくとズボンはびしょ濡れ。

傘も横殴りの雨風の前では無力。

このままじゃ風邪を引くと思い、

レインウェアのズボンに着替える。

バスの時刻まではもう少し時間がある。

ちなみに、島の交通手段はバスやレンタサイクルが中心。バスを利用する場合は、バスの時刻に合わせて計画を練るとベター。

島の宿に宿泊する場合は、レンタカーを貸りることができるかもしれない。

レンタカーの貸出は宿泊者優先とのことだった。

今回はテント泊なので、バス移動を前提に計画。

料金は大人200円/回
時刻表は神津島村のHPで確認可能

あわせて読みたい
交通機関 | 神津島村 Kouzushima Village

バスの発車時刻まで、

スーパーで買った島寿司などを昼食にいただく。

島寿司

島寿司は昨年、八丈島を訪れた際にもいただいたのだけど、それとはまた異なる味わいだった。

漬け込んだ魚に島唐辛子のさわやかな辛さがアクセントとして加り、美味しかった。

鮮魚7貫にぎり

鮮魚7貫握りも新鮮さを感じられた。

バスの発車時刻に合わせてバスに乗り込み、

神津島温泉保養センターに向かう。

雨も風も激しいので、海も山も危険だと判断し、

お楽しみは翌日にとっておいてのんびりと温泉を楽しむ作戦だ。

入浴料は大人ひとり800円。

神津島温泉保養センター

海の近くということもあり、海水浴客を考慮した洗い場などもあった。

水着を着用して入る露天風呂は、天気がよければ綺麗な海を見ながら温泉に浸かれるに違いない。

今回は、内湯だけを楽しんだ。

洗い場も広く、サウナ、水風呂もある。

この日の予定は温泉だけだったので、

バスの時間までゆっくりと温泉とサウナを楽しんだ。

温泉からバスに乗り、まっちゃーれに戻る。

旅の宿はキャンプ場

今回の旅の宿は都立多幸湾公園ファミリーキャンプ場
キャンプ場に行くには、別のバスに乗り換える必要がある。

まっちゃーれにてその言葉通り、キャンプ場行きのバスが来るまで雨風を凌ぎながら待たせてもらう。

今回の旅の最重要拠点のひとつであったことは間違いない。

バスに乗ってキャンプ場に着くと、雨や風が、落ち着いている。

キャンプ場は大人2人で2泊して、1,600円。

事前に予約や手続きが必要だが、
売店やお酒の自販機も完備しており、お値段も良心的で嬉しい。

急いで受付を済ませ、設営を始める。

夫婦キャンプの際の相棒はエリクサー2。

設営は手慣れたものだ。

しかし、インナーテントを設営した時にポツリポツリと雨が降ってきた。

「急げ!急げ!」とフライシートを被せ、テント内に荷物を運び込む。

自分たちもテント内に飛び込むや否や大粒の雨がテントに激しく打ちつけた。

設営時間はおよそ3〜5分、間一髪でずぶ濡れを回避できた。

安心したのか気づけば夫婦揃って、小一時間ほどテント内で寝ていた。

雨上がりの一杯

目が覚めると、雨は小降りになっていたものの

少し冷えていたので

テントの前日で晩御飯を作って食べた。

テントの前日で調理

食後は、夜の散歩に多幸湾の砂浜や漁港の方へ降りていく。

天気や波の影響によっては、東海汽船の船は

多幸湾側に発着することもある。

夜には美しい海の色は見えないが、

視線を上げると目の前に天上山と綺麗な星空が広がる。

天上山と星空

明日はきっと良い天気になると期待を膨らませた。

妻が旅に合わせて購入した防水カメラが星空を撮るのに良い仕事をしてくれたのは嬉しい誤算。

元々、シュノーケリングをしようと計画していたが、水温があまり高くなさそうだったので

今回の旅では断念したのだけど、星空が撮影できるとは。

しばらく、天上山と星空の撮影に夢中になった後は、身体も冷えてきたので翌日に備えて

テントに戻って休むことに。

翌日は、今回の旅のメインイベントの天上山登山。良い天気になることを願いながら眠りに…

つけなかった。

夜になると風が強まり、風の音で中々寝つけなかった。

就寝前にテントをガイロープで固定し、万全の体制だったが、風の音がうるさい。

寝れたかと思いきや、目を覚ます

ことを繰り返していたが、

明け方には風が落ち着いたようで

いつの間にか入眠していた。

雨風を凌ぐキャンプも悪くないけど、

旅行をより快適に過ごしたければ

初日は大人しく宿に泊まるのもありだったかも。



2日目は山も海も満喫!

キャンプ場近くから見上げる天上山

若干の睡眠不足を感じつつも、7時前に起床。

本日は旅のメインディッシュに位置付けた『天上山』登山を楽しむ予定。

急いで朝食をとり、出発の準備を整える。

キャンプ場にもう一泊するのでテントは張りっぱなしで8時半過ぎに出発。

天上山登山については、めちゃくちゃテンションが上がり楽しい山歩きだったので、

別記事を作成するつもりだが、標高572mにも関わらず、2,000m級の山いるような錯覚を覚えるほどに様々な表情を楽しめた山だった。

強風だったものの、天気のコンディションはかなりよかったと思われる。

天気は快晴

革靴にジーパンで登っていた若者や元気なキッズも登っていた。

登山道は整備されていて歩きやすいが、背の低い松などが生えていて怪我の可能性もあるのでズボンを中心に山歩きの装備を整えるに越したことはない。

低木の間を歩いていく

写真映えするような素敵な景色をいくつも見ることができた天上山の山歩きを4時間半ほど楽しんだ後は、今度は海に向かう。

初日に海へ行けたらベストだったが、あの天気では難しい。

2日目に詰め込んで山も海も堪能するしかない。

天上山の白島6合目登山口からバスに乗って下山し、一気にまっちゃーれまで戻る。

まっちゃーれ前の東屋で昼食をとり、再びバスを乗り換えて島の観光スポット『赤崎遊歩道』に向かう。

島の北部に位置する赤崎海岸に作られた全長約500mの木造遊歩道を歩いて美しい海を楽しめる。

赤崎遊歩道

遊歩道に設置させれた飛び込み台から

海に飛び込みスリルを味わうこともできる。

飛び込み台はスリル満点!

今回は飛び込むフリをして楽しんだが、

夏にはたくさんの観光客や地元のキッズ達で賑わうに違いない。

正直、めちゃくちゃ飛び込みたかった…

事前にツアーに申し込めばダイビングやシュノーケリングを楽しむこともできるようだった。

のんびり遊歩道や磯を散歩した後は、バスに乗ってキャンプ場に戻る。
例によってまっちゃーれでバスの乗り換えは必須。

キャンプ場に戻ってからは、もう少し神津島の美しい海を堪能すべく漁港周りや多幸湾の砂浜を散策した。

砂浜を散策

「今日はこの上を歩いていたのか…」と海越しに

天上山をしみじみと見上げる。

天上山をしみじみと見上げる

山歩きもとても楽しめたのだけど、側面から見上げる天上山も、植生が戻った姿と火山性の荒々しい姿が混在しており、表情豊かな姿がとても魅力的に映った。

しばらく散歩を楽しんだ後は、

潮風で少しベタつく感じと山を歩いたので多少は汗が滲んでいたので

キャンプ場に戻ってシャワーを浴びることに。

ありがたいことにシャワーは無料。
洗濯機も設置されており、長期滞在する場合は心強い。

男女2台ずつあり、順番待ちをすれば浴びることができる。

シャワーを浴びてさっぱりした後は夕飯をいただいた。

前日にクッカーを貸した沖磯釣りキャンパーが

昨日のお礼をしたいとカンパチを半身くれた。

今回のキャンプ飯は軽量・簡単飯がテーマだったのでぶりぶりの新鮮な刺身が食べれたのは嬉しい誤算だった。

妻が刺身にして美味しくいただいた。

お刺身は絶品

普段からキャンプをする際は、皆自分の世界に浸っていることが多く、交流しようとすると逆に迷惑になりかねない。

旅先のキャンプでは、旅の開放感からか

ちょっとした交流が生まれやすい点はちょっと気に入っている。

夜空を見上げるのも忘れずに

前日にすっかり虜になってしまった神津島の星空。

食後は前日同様、天体観測やあれこれと試行錯誤をしながら星空撮影を楽しんだ。

夫婦で所有する

OLYMPUS PEN E-PL8
OM SYSTEM Tough TG-7

2台のカメラには、明るく変化した部分のみを追加で合成して撮影ができるライブコンポジット機能が搭載されており、星の軌道を撮影することができる。

Tough TG-7で撮影

私の所有するOLYMPUS PEN E-PL8より後続モデルの方がより性能は良いだろう。



旅の前に『チ。-地球の運動について-』という漫画作品に触れていたことで、星空への興味が高まっていた。


あまり下調べをしていなかったが、

神津島は、星空保護区に認定されるほど星が綺麗な場所で

このタイミングで旅をより楽しむことができたのには何かの縁を感じた。

PEN E-PL8で撮影

初めてにしてなかなか良い感じの写真が撮れたことに満足してこの日は就寝。


2泊じゃ足りない!まだまだ滞在したい神津島

旅の最終日は、

大型船に乗って9時間の船旅で東京に戻る。

朝食を済ませると、テントを乾かしつつ、撤収の準備を進める。

テントを乾かしながら撤収を進める

島内放送で東京からの大型船の発着は多幸湾側の漁港になるとの情報をキャッチ。

使用キャリア(楽天モバイル)のせいかスマホは圏外だったので

アナログな方法で情報を得るしかない。

多幸湾はキャンプ場から歩いて降りていったところなのでむしろ好都合。

三浦漁港船客待合所が第二のまっちゃーれとなる。

三浦漁港船客待合所

本家まっちゃーれには本当にお世話になった。

船の到着までまだ時間がるの散歩へ。
東京名湧水57選のひとつが漁港近くにある。

東京名湧水57のひとつ

多幸湧水をボトルに汲み、そのまろやかな口当たりを味わった。

大型船が到着するまでは、美しい海とその向こうに鎮座する天上山を眺めながらのんびりと時間を過ごした。

この日は曇りがちで山頂の天気は安定していない様子だった。

旅中のベストタイミングで登山できたことに感謝しつつ、名残惜しさを感じた。

船から天上山を眺めながら出航

日常に戻るべく、旅の思い出に浸りながらの9時間の船旅で旅は締め括られた。

東海汽船株式会社 | 伊豆諸島へ行...
東海汽船株式会社 | 伊豆諸島へ行く船旅・ツアー 伊豆諸島への快適な船旅をご提供する東海汽船の公式サイトです。運航状況や時刻表、運賃表、予約方法、空席状況など船のご利用案内から、伊豆大島や新島、式根島、八丈島な...

神津島観光を楽しんで!

いかがだったでしょうか?

船旅なので時間はかかりますが、飛行機を使う旅と比べると安価に楽しめます!

是非、船上と島へのんびりとした時間を過ごしに行ってみてください!

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