東京からアクセスできる伊豆諸島の島々。
エメラルドブルーの美しい海と火山性の荒々しい山、夜には満天の星空が楽しめるのが神津島！
天上山ハイキングの道中で見られる絶景スポットや素敵な景色についてもご紹介する
ので是非最後まで読んでください！
まずは神津島旅について知りたい場合は、下記記事から旅行記もチェックしてみてください。
天上山とは
日本の平安時代838年の火山活動・噴火で形成されたのが現在の天上山。
標高572mにも関わらず、2,000m級の山にいるような錯覚を覚えるほどに様々な表情を楽しめる山。
1年を通して伊豆諸島の固有種を始めとする花々が咲き、
登山口は2コース
天上山の山頂付近から西南西方向に谷がえぐられており、南側が黒島、北側が白島と呼ばれています。
南側の黒島登山口または北側の白島登山口から
天上山の山頂を目指すことができます。
・初心者向け最短コース
・展望満喫コース
・山頂完全周遊コース
といったモデルコースがあり体力度に合わせて
楽しむことができます。
利用できるようであれば、
バスやタクシーに乗ると観光の時間と体力を温存できます。
バスを利用する場合は、
定期的に時刻表が変わるので、事前に確認して計画を立てましょう。
キャンプ場から登山口へアクセス
今回の旅は、島の南側に位置する都立多幸湾公園ファミリーキャンプ場が旅の拠点でした。
そのため、キャンプ場から歩いて、
南側の黒島登山口にアクセスし、山頂を目指すことにしました！
キャンプ場から車道(森田線)沿いに天上山方面へ歩いていきます。
途中で、天上山黒島遊歩道に合流する入口を見つけて遊歩道を歩くことにしました。
手作り感のある看板にホッコリしつつ歩き進めていくと、
景色が開け、キャンプ場や多幸湾が一望できました！
登山最高！！！
と美しい海の景色にテンション急上昇で登り進めていきます。
しかし、この時はまだ気づいていませんでしたが、
天上山登山はまだ始まっていませんでした…！
ウキウキ気分で歩き進めていくと、黒島登山口に到着します。
ようやく天上山登山のスタート地点に到着です…！
キャンプ場から車道を歩いていても、
最終的には黒島登山口に到着しますが、
天気が良いと、きれいな景色を楽しめるので
黒島登山口から登山開始！
準備が整ったら、いよいよ天上山登山開始です！
登山道は整備されているので、
ローカットのトレッキングシューズや履き慣れたスニーカーなどの軽装でも問題なく登れると思います。
だだ、
登山道の脇には松などの低木が生えているので
東海汽船の大型船が到着した前浜港(神津島港)や神津島の市街地を眼下に、
景色を楽しみながら登っていきます。
途中、5合目や8合目といった目印とベンチがあるので、小休憩を挟みながら、
自分のペースで10合目を目指して歩きましょう！
必見の絶景スポット
10合目に到着すると、
早速、最初のスポット『千代池』という小さな池があります。
そのまま、コースに沿って歩き、
表砂漠や裏砂漠を目指しても良いのですが、
時間と体力に少し余裕があれば、
是非、立ち寄って欲しい場所があります！
10合目まで登ってきたばかりで、
もうひと登りするのは、少し大変かもしれませんが、
『黒島展望台』を目指してみてください！
360°ビューで海や山の素晴らしい景色が見られるのは島山登山の醍醐味です！
そんな黒島展望台からの景色を少しだけご紹介！
火山性の山ということもあり、
植生も独特なのか標高600mにも満たないにも関わらず、
2,000m級の山々を思わせる豊かな表情の景色を堪能することができます！
日本一の山も
今回の登山では、気象条件のコンディションが良かったのか、
黒島展望台に到着した際には、
富士山は近くで見てもきれいですが、
遠く離れて見ても、それまた美しかったです。
日本のみならず世界の人々を魅了するのにも納得。
黒島展望台に立ち寄る
これがこの記事で1番伝えたいことです！笑
山の上に砂漠？！
とはいえ、天上山登山はまだまだ始まったばかり。
天上山には、まだまだ見どころがたくさんあります！
黒島展望台を降り、コースに戻り歩き進めると、
今度は『表砂漠』と『裏砂漠』という2つのスポットに向かう分岐があります。
最短で天上山の最高地点を目指すのであれば、
表砂漠を目指しましょう。
表砂漠を通って裏砂漠へ向かうルートもありますが、
今回はコースタイムの都合上、
両方を回るのは難しいと判断して裏砂漠に向かいました！
道中は2,000m級の山を歩くような気分で、
景色を楽しみながら足取り軽く、裏砂漠を目指して歩いていきます。
裏砂漠に到着すると景色が一変…！！！
さっきまでは、低木をはじめ豊かな植生が見られていましたが、
火山活動の影響で裏砂漠には植生がほとんどありません。
山の趣きは残しつつも、まるで異国に来たような錯覚を覚えました。
ひとつの山で様々な景色を味わえるのが
天上山の魅力のひとつですね！
砂漠の景色を堪能したあとは、
裏砂漠を後にして、先を急ぎます。
フォトジェニックが多すぎて、
予定よりものんびりと時間を過ごしてしまいました。
次なるスポット『新東京百景』が見られるスポットへ向かう道中、
表砂漠も遠くに見ることができました！
たしかに、植生が復活しつつある…！！
スポットを巡っていく
この日の登山計画では、
白島登山道の6合目からバス(要予約)に乗って下山する予定。
黒島展望や裏砂漠でのんびりしすぎたので
バスの時間を考慮しながら、
各スポットを巡りながら歩きました！
新東京百景展望地
裏砂漠から15分ほど歩き進めると
新東京百景に選ばれた、伊豆諸島の島々を一望できるスポットに到着します。
不動池(ハート池)
新東京百景展望地から10分ほど歩くと
ハート池と呼ばれる不動池があります。
池の中心には龍神が、
池の近くにも不動尊が祀られています。
平面だと形がよくわかりませんが、
近くの展望地まで登り、上から眺めると
確かにハートの形をしていました！
天空の丘
バスの時間が気になりましたが、
立ち寄っておきたかったのが天空の丘。
不動池から数分で到着する
360°の大展望が満喫できる展望地です！
めちゃくちゃ風が強かったですが、
素敵な景色が見られました。
ちなみに、
天空の丘から降りたところに
不動池の展望スポットへの登口があります。
時間がない場合は、天空の丘に立ち寄らず
不動池から直接、不動池の展望スポットへ向かうこともできます。
最高地点へ
天上山は見どころいっぱいの山ですが、
やはり山頂は外せない！
ということで、最高地点572mの頂をめざしました。
ガレ場を登って山頂に到着すると、
眼下には海！！！
この景色は他の低山にはない魅力ではないでしょうか。
この日は爆風でしたが、
夫婦の写真とそれぞれの写真を撮って帰路につきました。
白島口6合目を目指す
山頂から白島登山道10合目を目指します。
白島登山道10合目までの道のりも絶景で最後まで飽きることなく歩き続けられました！
10合目からは、6合目を目指して
樹林帯を一気に下山していきます。
体力的に余裕がある方やバスの時間を気にしたくない場合は、
10合目〜白島登山口〜神津島港まで歩いて下山することも可能です！
島登山最高！コースのご紹介
天上山は、標高572mながら
火山性の荒々しい一面をはじめ、
様々な表情を見せてもらえる魅了満天の山です！
最後に今回、歩いたコースについてご紹介
ファミリーキャンプ場
↓
黒島遊歩道
↓
黒島登山口
↓
黒島山頂10合目
↓
黒島展望台
↓
裏砂漠
↓
新東京百景
↓
不動池
↓
天空の丘
↓
最高地点
↓
白島登山道6合目
というルートを歩きました。
のんびり歩いて約4時間30分ほど存分に楽しむことができました！
体力や時間に応じて
歩くコースはアレンジできるので、
神津島に上陸した際には、
是非、天上山登山を楽しんでみてください！
